[char no=”15″ char=”相談者”]ネット上の見えないいじめが心配です。防ぐ方法はないのでしょうか?[/char]
昔からいじめは大きな社会問題とされてきました。特に昨今は表立ったいじめではなく、ネット上の目に見えない陰湿ないじめが増えてきています。子供たちをとりまく環境と時代の変化に、大人たちはどのように対応していく必要があるのでしょうか。
ネットいじめに対する対処法について確認していきましょう。
ネットによるいじめの現状
メッセージ送受信アプリによるいじめ
ネットでのいじめは、メッセージ送受信アプリを使われることが多いです。仲良しのグループをアプリの中で作り、やがてその中の1人がターゲットになります。ターゲットになった人以外のグループが別に作られ、みんなでその人の悪口を書き込み合いながら結束を深めていくのです。
外されてしまった人は、しだいに違和感を覚え疎外感に苦しめられてしまいます。
SNS上で行われるいじめ
ネット上のいじめは個人間アプリ以外でも行われます。誰でも閲覧可能なSNSに、個人を特定できるような噂や悪口を書き込むいじめです。ひどい時には、当人の許可なく個人情報や顔写真を載せたり、尊厳を損なうような内容の写真や動画をアップする悪質なものまであります。
傍観者をやめる!通報アプリとは
実際には「いじめはしてはいけないこと、本当はこんなことやめたい」と思っている子供は多いものです。しかし、声に出すことで自分がターゲットになってしまうことを恐れています。いじめといじりの境界線に迷っていることもあります。
このように周りで何か行動を起こしたくてもできなかった人のために開発されたアプリがあります。
Kids’ Sign(キッズサイン)
Kids’ Signは、匿名でいじめの通報ができるスマートフォン用Webサービスです。これまではネットパトロールをすることで、ネット上のいじめ対策を行っていましたが、近年その効力は弱まってきていました。
このアプリを使えば、閉ざされたコミュニティの中にいる当事者に近い子供たちが、いじめを報告することができます。通報は学校に直接つながり、匿名なので自分の身を守りながら友達を救うことができます。
STOPit(ストップイット)
STOPitは、いじめを助けたい人はもちろん、いじめの被害にあっている本人も匿名で相談ができるシステムです。アプリをダウンロードすれば、簡単な操作でメッセージ機能などを使っていじめを報告することができます。写真や動画も送ることができます。
このアプリを導入する学校が増えれば、いじめの発生自体を抑制することも期待できます。
SNSでのやり取りを見守る!見守りアプリとは
いじめに関わる子供たちからの通報だけに頼らず、周りの大人たちが敏感に察知し、いじめの芽をつむ必要があります。子供を見守り、いじめの兆候にいち早く気がつくことができる大人向けのアプリも開発されています。
Filii(フィリー)
Filiiは、子供のスマホの利用データを解析して、いじめの発生リスクを伴う内容を親にアラートで知らせるアプリです。例えば、メッセージ上の「うざい」「ぼっち」などの単語をピックアップして、親に報告します。
SNS上に個人情報を開示した場合にも、すぐにアラートで通報がいくようなシステムです。このアプリではいじめの兆候だけではなく、出会い系サイトなど子供を犯罪につながるサイトから守る効果もあります。
スマモリ
スマモリは、子供のスマホの利用状況をモニタリングし、利用時間の調整や制限をすることができます。見るサイトの制限やアプリの制限、また購入・決済の制限などの設定が可能です。
また、GPSを利用した位置情報の確認や、危険な歩きスマホをブロックすることもできるなど、親が心配に思うことが一通り利用できるアプリとなっています。
スマホの使い方も見直そう
そもそも携帯を持たせない方がいいのでは?という意見もありますが、現代では重要な連絡手段としてなくてはならないものになっています。持つことを規制するのではなく、使い方のルールを決める方が現実的です。メッセージアプリなどで友達の悪口を言わないこと、言わせないこと。
SNSに個人を特定できるような情報を載せないことなど、いじめやモラルについての話を常日頃から子供と交わすことが大切です。また、スマートフォンを使う上での危険性や約束事を充分に子供と交わした上でさらに、子供を見守るような管理ツールを活用するといいでしょう。
いざという時のために、いじめ通報アプリの存在を教えておくことも大切です。また、携帯会社が設けているフィルタリングサービスを設定する対策もあります。2018年2月からは、18歳未満の利用者が契約する際には、店頭でのフィルタリングサービスの設定が義務づけられました。
不適切なサイトや、有害なアプリから子供を守るために必ず必要な対策です。
ネットいじめにも対応!探偵事務所に調査を依頼
深刻な現代のいじめ問題に力を注いでいる探偵事務所があります。長年の探偵技術で培ってきたノウハウで、子供のいじめの原因となるものを「見守り調査」する原一探偵事務所です。登下校や帰宅後の動向を見守ることで、親や先生の目が行き届かない素行や交友関係を把握することができます。
場合によっては、本人の了承のもとボイスレコーダーを仕込んだ調査を行うこともあります。あくまでも子供の人権を守った上で、子供を守るための愛のある調査を行っています。決して盗聴やGPS機能などを使った違法な調査は行いません。
大手探偵事務所によくあるように、対応しきれない案件をクライアントの了承なく個人探偵事務所に依頼するようなこともありません。いじめで苦しむ子供や大人の不安に、最後まで一貫して責任をもって寄り添う姿勢が、大きな信頼につながっています。
まとめ
[char no=”1″ char=”探偵くん”]・ネットによる隠れたいじめが増えている
・いじめを匿名で通報できるアプリがある
・いじめの兆候を管理できる見守りアプリがある
・いじめ抑制に特化した探偵事務所がある[/char]
アプリやプロの力を上手に活用して、大切な家族をいじめる側にもいじめられる側にもしないような取り組みが今の大人たちには求められています。