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おたすけ探偵

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いじめの定義とは?学校と親がやるべきこと

3月 13, 2018

「いじめ」を防止するにはどうすればいいですか? 親ができることは?

いつの時代にもなくなることのない「いじめ」ですが、その「いじめの定義」について知っている人は少ないのではないでしょうか。
いじめとはどういうものを言うのか、またいじめを早期に発見するための方法と対処法について紹介していきますのでいじめを回避したい方や悩んでいる方は参考にしてください。

いじめの定義とは?

いじめとはなにか、何となくわかっていても、具体的にはどのようなものか説明がしにくいものではないでしょうか。

文部科学省では「いじめの定義」として「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」としています。

つまり、いじめられている子供がクラスメートなどからたたかれたり、また悪口を言われる、無視されるなどの行為によって精神的に苦痛を感じたら、それは「いじめ」に該当するということなのです。

さらに文部科学省では2017年にこの定義を改正し、「いじめが解消した」と言えるのは、いじめがなくなった状態が「3カ月」程度続いていることその間にいじめを受けていた子供が精神的な苦痛を感じることなく生活できていることが条件となります。

あくまで「いじめられている子供」の目線に立って、いじめから子供を守りためにいじめの定義は更新させ続けていくのです。

いじめの定義は大人の場合はどうなの?

いじめは子供だけではなく大人社会でも存在します。
大人のいじめに「定義」というものはありませんが、子供の「いじめの定義」と同じようなものだと言えます。

・立場が強いものが弱いものをいじめる
・グループで無視をする
・影で悪口を言う

大人の「いじめ」には「パワハラ」も該当するとも言えます。
いずれにしても、パワハラや嫌がらせを受けた人が精神的に苦痛を感じたらそれは大人でも「いじめ」に該当するのです。

いじめとけんかの違いとは?

子供同士が「たたいた」「けられた」などと言っても、昔なら「子供のケンカ」などとして放置されていたかもしれません。

実際に「いじめ」と「ケンカ」の区別はつきにくいかもしれません。

しかし、「いじめ」と「ケンカ」には明確な違いがあります。
それは、「いじめ」を受けている子供は反抗できない弱い立場にあることが多いからです。

一方的にたたかれる、集団で無視されるという行為は「ケンカ」ではありません。

「いじめ」と「ケンカ」は一見すると分かりにくいかもしれませんが、関係性をよく見ていればそれがただのケンカなのかいじめなのかは明白なのではないでしょうか。

いじめの種類にはどんなものがあるの?


いじめといっても、「たたかれる」などの他に一見すると分かりづらいようないじめも増えています。
どのようないじめがあるのか、順番に見ていきましょう。

暴力をふるわれる

特に男子生徒の間で見られるのが「たたかれる」「けられる」などの暴力をふるわれるものです。

ちょっとこづく程度のものから、傷害事件に該当するようなひどい暴力まであり、実際に警察に被害届が提出されるケースも増えています。

悪口を言われる

いじめの中でも、男女ともに実行しやすいのが「悪口」です。
本人の目の前で言うことで、精神的なダメージが大きいものとなります。

身体的なことの悪口から、行動や性格などの悪口まで、本人がつらいと感じるものをわざと大声で言われたりすることが多いようです。

無視される

肉体的にはなんの影響もありませんが、精神的につらいものとなるのが「無視される」というものです。

特に女子の間でされることが多いいじめのパターンです。
今まで仲良くしていたグループから突然無視されるなど、比較的誰でも受けやすいいじめの種類と言えます。

物を隠される、落書きなどされる

いじめの中でも精神的なダメージが大きいのが、物を隠されたり落書きされたりするものです。
物を隠されたり落書きされることで授業中に困ることも多いことから、先生や親がいじめに比較的気づきやすいケースが多いようです。

万引きなどを強要される

いじめの範囲を超えるものとして、「万引きの強要」というものがあります。

もし万引きがばれてお店の人につかまったとしても、本人が自分でしたと言わなければさらにひどいいじめにあってしまいます。

しかし万引きは親に連絡が行くため、いじめが発覚しやすいとも言えます。

お金を要求される

もはやいじめとは言えないものとして「金銭の要求」があります。

一度お金を渡してしまうと何度も要求されるようになり、「親の財布から取ってこい」「塾で必要だと言え」など、親をだまして大金を要求するといったケースがあります。

中には100万円単位で取られたといった事件が実際に起きています。
お金の要求は「犯罪行為」として、警察に被害届を出せるレベルのものも多いようです。

SNSやネット上に悪口を書き込まれる

スマホの普及により増えてきたのが、SNSなどを利用したいじめです。

特にLINEはいじめに利用されることが多く、わざとグループに招待しておいて無視をする悪口を言うなど、表面上ではわかりにくいいじめのタイプとなっています。

そのため、学校や親がなかなかいじめに気付かないのもSNSでのいじめの特徴です。

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いじめに対して学校がすべきこと

いじめは学校が対処しなければ解決しないものがほとんどです。
そのため、いじめに対する学校の果たすべき役割は大きいと言えます。

いじめが起こったら学校がすべきことはなにか、確認していきましょう。

いじめ防止対策推進法とは?

いじめ防止対策推進法とは2013年6月28日に議員立法によって国会で可決成立した法令です。

いじめの定義を明確にするとともに、いじめへの対応と防止のための学校や行政側における責務と対処方法を記載しています。

2011年に滋賀県大津市で起きたいじめ自殺事件をきっかけとして成立した法律で、いじめは親や学校だけでなく、国をあげて解決しなければならないものとして制定されました。

学校はいじめの事実が発覚して、子供の被害が大きいと判断した場合は「重大事態」として教育委員会に報告することが義務づけられています

【いじめ防止対策推進法】とはどんな法律なの?

先生に求められる姿勢

いじめの早期解決は、先生がいかに積極的にいじめに取り組んでくれるのかにかかっています。

特に、一見すると分かりにくいいじめの場合は、注意深く子供の様子を観察していなければ気づかないことも多く、先生の気持ちにも余裕がなければなかなかいじめを解決することはできないでしょう。

特に教師になりたての新人教師の場合は、いじめに気付くまでの余裕がなく、いじめがなかなか解決しないといったケースが多いようです。

先生が頼りにならないと感じたら、親が積極的に校長先生やベテランの先生を巻き込んで相談することをおすすめします。

いじめは発見されにくくなってきている


いじめは時代とともに変化して、誰もがわかるようないじめから、一見するとまったく分からないようないじめが増えています。
現代の「いじめ」はどのようなものか、見ていきましょう。

被害者や加害者は入れ替わる

いじめはちょっとした拍子に被害者と加害者が入れ替わることがあります。
いじめを受けていた子供は何かのきっかけでいじめのターゲットが変わるとその安心感で加害者側に変わってしまうことがよくあるのです。

当然いじめは被害者の方が苦痛は大きいので、加害者のグループに入ることで自分はいじめられない、という安心感を抱いてしまう子供も少なくありません。

昨日までいじめをしていた子供が次の日からいじめられる、といったこともあり、教師が事態を把握しにくい状況になることも多いようです。

SNSを使った組織的な集中攻撃

最近問題となっているいじめがSNSを使った集中攻撃です。

子供でもスマホを持つことが当たり前となった昨今において、SNSを活用したいじめ問題も無視できなくなっています。

複数の子供達がSNS上で特定の子供を攻撃する内容のメッセージを頻繁に送り続けたり、あえて無視するようなメッセージの送り方をすることが問題となっています。

SNS上でのいじめは教師や親が気づきにくいため、子供の様子を注意深く見ておかなければなりません。

 

いじめの陰湿化は日本の特徴?

いじめを訴えることはできるの?

いじめは法的に不法行為であるため、いじめの被害者は加害者に民事訴訟で損害賠償を請求することができます。

ただし、いじめの場合は加害者は未成年であるため、民法714条において親権者の責任になります。
そのため、保護者に対して損害賠償や慰謝料を請求することになります。

いじめの被害者側が損害賠償の請求を行うためには実際にいじめを受けた証拠を提出し、いじめの事実を立証することが必要です。

日ごろからいじめられた日や状況などの記録をつけるとともに、暴力を受けた場合は病院で診断書をもらうことが大切です。

また、あまりにひどいけがを負わされた、大金を盗られたといった場合には警察に被害届を提出することもできます。
日本ではいじめが「犯罪行為」になるという認識が低いですが、悪質ないじめは「犯罪」だと考えて強い態度でのぞむべき時代だと言えます。

いじめをされたときに訴えるには?しっかりと証拠をつかもう!

いじめを防止するには?早期発見が大事


いじめを発見した場合は早期に対処することが大切です。
いじめは長引くと加害者も増える傾向があるため、いじめを完全に無くすまでの対処が難しくなってしまいます。

また、被害者は長く続けば続くほどその行為に悪い意味で慣れてしまい、親に相談するきっかけをつかみにくくなります。そうなるといじめはどんどんエスカレーションし、取り返しのつかない事態となってしまう可能性があるのです。

子供が話しやすい環境を作ろう

いじめに悩んでいても、話を聞いてくれない親や、すぐに怒ってしまうような親には相談することができない場合もあります。
そのため、日ごろから子供とよく話をして、何かあったら相談しやすい家庭環境を作っておくことが大切です。

いじめに発展しそうな初期段階で解決できることができれば理想的ですし、もしいじめに発展してしまっても親が気づいてあげれば早く対処することができます。

早期に学校と連携しよう

いじめを防止したい場合や発見した場合は学校を巻き込むことが重要です。
いじめは先生が積極的に動いてくれなければ解決しません。
もし子供がいじめにあっていると気づいたら、早めに先生に相談してみましょう。

学校に相談するときには、いつ誰にどのようなことをされたか記録しておくことが大切です。またLINEなどの記録、たたかれた場合はキズやあざなどの写真も用意して持参すると効果的です。

なかなか担任が動いてくれない場合は、校長などにも相談をするなど、親が積極的に行動しなければいじめは解決しないことも多いです。

悪質ないじめには「証拠」の確保が必要

いじめを早期に発見し対処するにはいじめの証拠を押さえることが重要です。

実際にいじめの被害者となっていても証拠がなければ加害者に賠償請求を行うこともできません。しかし、いじめの証拠は簡単に押さえられるわけではありません。

子供は敏感であるため素人が証拠を押さえようとして子供に気づかれてしまうと逆に隠されたり、信用されていないというようにプライドを傷付けてしまうことも考えられます。

そのようなことにならないよう、いじめの証拠を押さえるには探偵事務所に対応を依頼することをおすすめします。

大手探偵事務所の原一探偵事務所が行ういじめ調査は子供が傷付かないよう注意して行われており、その後の子供の健全な成長をしっかりと考えてくれています。

尾行や行動調査などにより、子供の放課後の行動や交友関係の調査を行い、問題点があれば専門のアドバイザーとともに解決に向けて取り組んでもらえます。

学校に相談しても動いてくれないという場合は、原一探偵事務所に依頼をしてみることをおすすめします。

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まとめ

いじめの定義を知っても、学校や親がいじめに気付かなければ意味がありません。
スマホが普及した今ではいじめの発見が遅れることも多いです。
先生や親が普段から子供の様子を観察し、いじめを早期に発見し対処することが大切です。
悪質ないじめにはいじめの証拠を確保するために探偵事務所に依頼することも1つの選択です。