[char no=”3″ char=”相談者”]探偵の仕事って大変?個人だけじゃなく、企業からも依頼されるの?[/char]
探偵がどのような仕事をしているのか、誤解を持っている人もいるようです。探偵の仕事はドラマのような犯人探しのイメージが先行してしまいますが、浮気や素行などの調査をすることが主な仕事です。その調査内容は多岐にわたり、イメージとはかけ離れているかもしれません。そこで、実際の探偵業務を紹介していきます。
一日を通した探偵の業務内容
探偵の勤務時間は、決まっておらず毎日一定ではありません。なぜならば、依頼を受けた調査対象に合わせて、行動をするからです。例えば浮気調査の場合であれば、調査対象者が会社退社後に、帰宅するまでの間で浮気相手と接触することが多いと予想されるのであれば、探偵もその時間にあわせて調査することになります。
つまり、対象人物の調査が可能な時間、何らかの問題が発生しやすい(証拠の取りやすい)時間帯で探偵もスケジュールを組んでいます。また、外に出ない時間帯は依頼者からの相談に応じたり、資料をまとめたり、機材の準備をしたりと、そのときの状況に応じて業務内容も変わってきます。探偵には臨機応変に素早く行動できること、自分のスケジュール管理をする能力も大事になります。
探偵の依頼主は?業務内容の注意点は?
探偵の仕事は主に調査をすることですが、調査と一言でいっても依頼内容によって様々なものがあります。しかし、共通して言えることは、全ての調査は周囲には分からないように業務を行わなければいけません。
探偵は調査を行うまでに沢山の準備をしていますが、依頼者から相談を受けて実際に調査するときに必要な時間、期間、重要ポイントを定めてから業務に取り掛かります。
そのため依頼者は、あらかじめ探偵が調査を進めやすいように要点をまとめてから、仕事を依頼するのがいいでしょう。
探偵に仕事を依頼する主は個人だけではなく、企業からもあります。そこで、どのようことを依頼されるのかその内容を紹介します。
企業から依頼される仕事
企業から仕事の依頼を受ける場合、その調査対象は入社予定者、社員、関連企業、競合企業です。
企業は入社予定者の身辺調査を探偵にお願いをして、経歴などに偽りはないかなどを調査してもらいます。また、従業員による不正行為、犯罪歴の有無なども社員に関する調査依頼として多いようです。そのほかには、新規取引先の評判、社員同士のトラブルの原因と当事者の特定、金銭関係のトラブルの有無などがも調査依頼があるようです。
いずれの調査もいくら怪しいと思っても、同じ社内の人間が調査をするとなると、調査対象者に知られてしまう恐れがあります。そのため、警戒されて不正が暴けれない、証拠をつかみにくい、あらぬ風評被害を受けるなどのリスクが生まれやすいことから、社外のものでプロでもある探偵に様々な調査を依頼します。
現代では、大企業であっても安心ということでもなく、様々な問題が発生しています。問題が発覚したきっかけが、社員や退職者の告発など、企業の問題は「うちは大丈夫だろう」という油断が大きな綻びとなり、大問題に発展することが多いのです。
企業はこれらの問題を早期に発見して解決することで会社を守り、社員を守り、会社のブランドを守らなければなりません。そのために探偵に調査を依頼する企業も多数あるようです。
個人から依頼される仕事
個人からの依頼で最も代表的な調査は浮気調査です。
浮気調査は探偵業界ではメジャーな調査と言われています。依頼者が既婚者ならばパートナーの浮気を疑ったとき、探偵に確実な証拠を押さえてもらうことで浮気相手と別れるように説得したり、離婚するとなったときに裁判で有利になるようにしたり、慰謝料を請求したりして依頼者の生活や立場を守ることができます。
また、結婚する前の人が相手の素行調査をしてもらうという目的で探偵に依頼することもあります。そのほかに、どうしても会いたい旧友、恩師、昔の恋人などの人探しを依頼したり、ストーカー対策のため探偵に依頼するする人も増えています。
ニュースでもストーカー被害による悲しい痛ましい事件が報道されていますが、ストーカーされているという証拠を警察に提出するときに、探偵に依頼する傾向が強いようです。自分で調査するのには限界があり、難しい場合でもプロの探偵ならば証拠を集めてくれたり、相談に応じてくれたりする探偵は心強いです。
さらに、子供のいじめ対策や高齢者の見守りといったことでも、探偵の助けを借りることが多くなってきています。
探偵ができない業務内容
探偵の主な仕事内容は依頼者に応じて調査したり、張り込みをしたりするなどですが、依頼されたからといっても絶対に仕事を受けてもらえないこともあります。
カップルを別れさせるための工作や、復讐のための手伝い、犯罪行為に利用するための人探し、ストーカー目的の行動調査、他人の敷地内に無断で侵入して調査すること、調査対象者の車にGPSをつけて行き先を探ることなどです。
探偵は違法行為や人の生活や権利を侵害したり、業務上知り得た個人情報を漏えいしたりすることはありません。たとえ探偵の仕事をやめたあとでも、情報は漏らしてはいけない法律での決まりがあります。個人情報を厳重に管理することは、顧客との信用関係にも繋がります。
探偵の仕事は大変
探偵は様々な調査を行うという仕事をするため、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
どうしても人のプライバシーを調べたり、調査対象者によっては強引に、そして巧妙に調べたりすることもあります。また、調査対象者が危険な団体に所属していたり、依頼者との確執が深かったりするときは事件になる一歩手前な状況のこともあります。
そのため、探偵自身が暴力を振るわれる、探偵事務所にまで乗り込まれる、逆恨みを買うなど様々なトラブルに巻き込まれることもあります。さらに、夏の暑いときでも、冬の寒いときでも、調査に出て一日中移動したり、反対に一日中待機していたりしなければいけない場合もあります。
そして、勤務時間が長く深夜に帰宅することもあることから、身体的にストレスが溜まりやすいでしょう。なお、調査内容によっては対象者と同じ空間で過ごしたり、好ましくない場所に入ったりとしながら沢山の情報や証拠をつかまないといけないため、強い精神力がないとできない仕事だと言えます。
探偵は業務の性質上、独特なストレスに耐えないといけない業種になります。その分、体を張って、ときに命を張って依頼者のために日々、奔走しているということが実感できるようです。
まとめ
[char no=”1″ char=”探偵くん”]・探偵の一日は長く、ハードスケジュールのため、臨機応変に動かないといけない
・企業からの依頼では企業のトラブルを未然に防ぐ働きをする
・個人からの依頼では主に浮気調査が多い
・探偵にできない業務は法律違反になること、人の生活や権利を侵害するようなこと
・探偵の仕事はとても過酷!身体的にも精神的にもストレスが溜まりやすい[/char]
探偵の業務は、季節に関係なく張り込みをしたり、気づかれないように細心の注意を払って尾行したりと、強靭な精神力と体力を持って日々調査を行っています。勤務時間も決まっておらず、不規則な勤務であることから探偵業は激務と言えるでしょう。しかし、困り果てている依頼者の一助となれるように、探偵は日々業務に尽力しています。自分ではどうにも調べられないとき、困り果てたとき、探偵に相談することで問題解決の糸口が見つかります。思い切って悩みを相談してみるといいかもしれませんね。