[char no=”12″ char=”相談者”]不登校の子どもに親ができることはありませんか?[/char]
日本全国にある高校で不登校に直面していない学校は珍しいでしょう。不登校の子供を何とかしてあげたいと思っている親はたくさんいますが、現実的になかなか対処が難しいです。今回は、高校生からの不登校の原因や対処方法について紹介していきます。参考にしてみてください。
高校生からの不登校。その原因は?
高校の3年間は将来を左右する大切な時期ですが、高校生になってから不登校になる人も少なくありません。高校から不登校になる原因にはさまざまなものがあります。多感な時期にもかかわらず環境が大きく変化することや学習内容が高度なものになることなどです。
高校生が不登校になる原因について詳しく見ていきましょう。
不登校になる生徒の割合
文部科学省の調査によると高校生の全体のうち不登校の生徒は約1.7%です。60人に1人が不登校だということです。また、1人でも不登校の生徒がいる高校の割合は全体の80%以上を占めています。人数は少ないですが、日本全国の高校で不登校の生徒がいることは変わりありません。
不登校になってしまう原因
高校生が不登校になる原因の1つは環境の変化です。小中学校であればまだまだ無邪気な子供時代だと言えるでしょう。環境の変化にもそこまで大きな影響はありません。しかし、高校生の年齢になると精神面が大人に近づき、自我が確立して心が繊細な時期です。
そのため、新しく人間関係を構築していくことがうまくいかないことも出てきます。また、学習内容がとても難しくなることも原因の1つです。中学校までの勉強は何とかなっても高校でつまづいてしまうと勉強に対する自信がなくなります。親の期待が大きければ大きいほど不登校になってしまいます。
必要な単位がとれないと留年になる
多くの高校では学年で取るべき単位というものが設定されています。その教科の授業を3分の1以上欠席してしまうとその単位を落としてしまうことになります。例えば、72時間の授業時間の科目なら24時間以上欠席すると単位は取得できません。
高校にもよりますが、1科目でも単位を落とすと留年になる場合も多く、その場合はまた1年間やり直してその単位を取る必要があります。
転校に関する3つのハードル
不登校が続いて出席日数が足りなくなって留年が確定してしまったら、それを避けるために転校するという考えもありますが、それには3つのハードルがあります。1つは編入試験に合格する必要があることです。
編入試験では、国語、数学、英語などの科目で一定の点数を取らないといけませんので、相応の学力が求められます。もう1つは既に生徒数が定員になっていれば入れないということです。最後は、転校しても必要な単位が取れない場合があることです。
多少のカリキュラムの調整はありますが、基本的には転校前に取得した単位と転校後に取得した単位の合計単位が卒業に必要な単位を超えないと卒業はできません。
そのため、転校前にあまりにも単位が取れていない状態だと、転校後の学校でいくら勉強しても単位不足になって卒業できないこともあります。
不登校に対する親子の悩み
高校生が不登校になったことで悩んでいるのは親だけではありません。子供もそれ相応に悩んでいます。特に高校生は思春期真っ只中ということもあって多感な時期です。ちょっとしたことで悩んで不登校になってしまうのです。
子供の悩み
子供が不登校になる理由はいろいろとあります。たとえば、単純に朝起きるのがしんどいこと、勉強をするのが疲れること、体育や部活で人間関係にトラブルが起きて学校に行きにくいといったことなどがあります。
他にも、学校の先生に不信感を持っていたり、親の期待が大きすぎてプレッシャーを感じていることもあるでしょう。
親の悩み
高校生は身体は大人ですが、心はまだまだ子供です。親としては子供と正直に向き合うことがなかなかできません。また、子供が男の子だったら既に大人の男性と同じ力があります。下手に世話を焼きすぎると子供によっては親に暴力をふるうといったケースもあります。
女の子の場合は精神面が複雑なため、より親の対応が難しくなります。こうしたことから親はどう子供に接したらいいか悩む人が多いという現実があります。
不登校の原因特定と問題解決
何が不登校の原因になっているかを正確に特定してから対処法を考え出すことが大切です。不登校といってもそれぞれの家庭で事情はまったく異なります。各々の原因に基づいて対策することできちんと問題は解決できます。どのような対策を取ればいいのか見ていきましょう。
学校を休ませるという選択
もし子供が体調不良や情緒不安定であることから不登校になっているのであれば、無理に学校に行かせなくてもかまいません。むしろ、学校に行くことをすすめるのではなく、ゆっくりと休ませた方が子供にとって良い結果になることもあります。
探偵事務所の不登校・登校拒否調査を利用する
親は家で子供の様子を見ていても学校や塾などでどのような交流をしているのかなかなか把握できないものです。そのようなときには探偵事務所の不登校・登校拒否調査を利用することをおすすめします。
特に、 原一探偵事務所は子供が学校に登校してから帰宅するまで周囲に気づかれないように調査して、その結果を家族に報告してくれるサービスがあります。子供の見守り調査を行う探偵事務所は少ないため、子供の行動に気になることがある場合はに利用してみることをおすすめします。
カウンセリングを受けてみる
子供が不登校なら、不登校や登校拒否を専門にしている相談機関が実施しているカウンセリングを子供だけではなく親が受けてみることもおすすめします。子供というよりも親の対応や教育の仕方が問題で不登校になっている可能性もあるからです。
カウンセリングによって第三者の目線から見てもらうことで、自分自身では思いつかなかった原因が発見できる場合もあるでしょう。
高校に行かずに大学へ行くこともできる
不登校が原因で高校を中退したとしても大学に進学することができます。大学受験をするには高校を卒業しなくても高校卒業認定試験に合格すればいいのです。高校卒業認定試験に合格すれば高校卒業程度の学力があると認定されて大学の受験資格を取得できるのです。
独学で試験対策をしてもいいですし、通信制高校の高卒認定通信コースを受けてもかまいません。
まとめ
[char no=”1″ char=”探偵くん”]・高校生は多感な時期なのでちょっとしたことで不登校になる
・不登校には親だけでなく子供も悩んでいる
・探偵事務所を利用して調査することもできる
・高校中退でも大学受験できる道がある[/char]
高校から不登校になってもやり直すことはできます。選択肢を自ら狭めないように、親がいろいろな道をしめしてあげることが大切です。