[char no=”12″ char=”相談者”]娘が急に出て行ってしまい帰ってきません。どこを探せば早く見つかりますか?[/char]
大人と子供の狭間で、精神的にも肉体的にも不安定な思春期の少女は、何気ない理由で突然家出と言う行動に走ってしまう場合があります。大人と違い、家出した子供は社会経験のなさから犯罪に巻き込まれる可能性も高くなります。
早く見つけ出すためにも、大人の側ができることは何か見ていきましょう。
少女が家出する原因・きっかけは?
少女が家出に至る理由は様々です。中には、大人には思いもよらないような理由で家出する子もいます。その中でも多い理由をチェックしてみましょう。当てはまるものがあれば注意しておく必要があると言えるでしょう。
家庭内不和
家出の理由で多いのが家庭内不和です。家族と長い時間を一緒にすごす自宅は、少女にとっても生活の基盤となる場所です。それなのに両親がしょっちゅう喧嘩している、家族同士の仲が険悪であるとなると、家にいることが苦痛になり家出という行動につながることがあります。
突発的な家出に見えても、積もり積もった我慢が爆発した結果かもしれません。一番リラックスしてすごせるはずの自宅の雰囲気が悪いと子供が居場所をなくしてしまいます。子供の家出を防止するためには、家庭内の問題を解決する必要があると言えるでしょう。
学校でのいじめ
学校でいじめを受けている子が家出してしまう、というのも子供が家出をする大きな原因となります。
いじめ問題が広がるにつれ、学校や保護者の取るべき行動も知られるようになってきました。しかし全てのケースで万全の対応が取られているとはまだまだ言えない状況です。
いじめられている本人は精神的に追い詰められている状態です。学校に行きたくない、逃げ出したいという気持ちから家出を選択してしまう子も多いのです。
単なる気分転換
子供の考えや行動力は、時に大人の理解を超えます。特に大きな理由もなく、単なる気分転換で家出する子もいます。大人でもたまにふらっと旅行するのが好きだという人がいますが、似たケースが子供にも起こりえます。
この場合、普段の生活で大きな精神的負担を抱えているということがないので、しばらくすると何ごともなかったように帰ってくることも多くあります。
事件・事故に巻き込まれている可能性
家に帰ってこない理由は家出だけとは限りません。家族の知らないうちに、事故や事件に巻き込まれている可能性もあるのです。事故の場合は川や海への転落、交通事故などが考えられます。事故に遭えば通常は警察や病院から連絡がくるものですが、川や海に転落してそのまま発見されなかった場合など、連絡が来ないケースもあります。
事件であれば、誘拐や監禁などが例としては挙がります。もちろんあまり考えたくないことではありますが、早く見つけるためにも1つの可能性として頭に入れておく必要があるでしょう。
少女が家出した後の行動パターンや行く場所は?
小中学生の子供は、自力でお金を稼ぐことができません。高校生であればアルバイトをすることもできますが、それでもいきなり家を離れて生活していけるものではないでしょう。
家出した子供は何歳でどれくらいお金を持っているのか、普段どのような場所に行ってどう行動しているのか、それによって家出後に立ち寄る場所や行動パターンも見えてくるものです。
主な行き先
家出した子供が立ち寄る可能性の高い場所としては、近所の公園やコンビニ、大型スーパーの他、時間が潰せるゲームセンター、寝泊りができる漫画カフェやネットカフェなどが挙げられます。友人宅に転がり込んでいるという場合もあります。
特に親があまり家にいないなどの理由で大人が干渉してこない友人宅があるなら、寝泊まりしても咎められたり、理由を問われたりすることがないので、可能性は高くなります。同じような家出少女が集まっているケースも多いのです。
家出した少女が巻き込まれやすい事件
家出少女は事件に巻き込まれる可能性がかなり高いと言えます。子供を守るためにも、巻き込まれやすい事件を知っておきましょう。家出のためのお金を貸し借りすることで金銭トラブルになったり、親から離れたことでタバコや薬物、お酒に手を出すというケースが多くなります。
また、お金に困って売春に走ったり、ポルノ被害などの性被害に遭う危険性も高くなります。
「神待ち」サイトも要注意
家出少女たちを泊めてくれる人を「神」と呼び、インターネットで探すことを「神待ち」と言います。昔から存在していましたが、現在はTwitterやFacebook、mixi、LINEなど複数のSNSを使って泊めてくれる人を探すことができるようになったため、家出した少女たちを探すことが難しくなっています。
もちろん「神」は施しの精神でいる訳ではありません。家に泊めた見返りを求められ、犯罪や暴力に巻き込まれる危険性も高くなるでしょう。
早期の発見が大切!家出に気づいたら
家出は時間が経てば経つほど見つけることが難しくなります。家族が冷静に素早く行動することが、早期発見早期解決の大きな鍵となるのです。警察や児童相談所はもちろんのこと、場合によっては探偵に依頼することも必要になるかもしれません。
子供の家出に気づいたら取るべき行動について確認していきましょう。
警察や児童相談所に届け出る
子供が家出してしまったら、まずは警察や児童相談所に確認してみましょう。驚くような行動力を発揮する子供がいる一方、飛び出したもののどうすればいいのか分からず、家の近所をうろうろしている子供も多いのです。
運が良ければ警察や児童相談所に保護されているかもしれませんし、子供が困って自分で相談に行っていることもあります。保護されていなくとも、警察に届けを出すことは必ず行いましょう。
興信所や探偵に相談する
届けを出しても、事件に巻き込まれているなど緊急性がある場合を除いては、警察は家出した子供を積極的には探してくれません。しかし素人では探すにも限界があります。そんなときは興信所や探偵事務所に依頼するようにしましょう。
子供の部屋を調査し、パソコンの履歴や手帳の内容といった手がかりを元に調査を行ってもらえます。大手探偵事務所の原一探偵事務所は、テレビの失踪者探しに協力するなど、失踪者探しに定評のある探偵事務所です。
全国に支店があるため、小さな探偵事務所では対応できないような広い範囲の捜査も可能です。相談や見積りは無料のため、一度相談をしてみることをおすすめします。
再発防止のためにできること
家出は繰り返すものだと言われています。少女を犯罪から守るためにも、家族がサポートしていくことが大切です。家出から帰ってきても頭ごなしには叱らず、話し合いの機会を設けて子供の意見をきちんと聞きましょう。
もちろん家族関係に問題があるのであれば、それを改善していく努力も必要になります。
まとめ
[char no=”1″ char=”探偵くん”]・少女が家出に至る原因はそれぞれ違う
・家出した少女は犯罪に巻き込まれることも多いため、早期発見が重要
・SNSの広がりで捜索が難しくなっている
・警察に届けを出し、必要なら探偵への依頼も検討する[/char]
どうせすぐ帰ってくると楽観視せず、大事になる前に大人が対応することが大切です。