[char no=”4″ char=”相談者”]財産調査って可能なんですか?[/char]
探偵に財産調査を依頼する目的は様々です。結婚前に婚約者の資産について調べたり、債務者(お金を借りた人)の生活状況を把握するためであったり、或いは離婚するときに相手の隠し資産を探すためと、人それぞれです。探偵に財産調査を依頼すると、どのように調査をするのか見ていきましょう。
探偵が財産調査をする方法
対象者の財産調査をする目的は、冒頭で話をしたとおり様々あります。そのため、その調査目的に応じて調査方法も幾つかありますので見ていきましょう。
金融機関に口座を確認する
金融機関に口座の有無や預金額を知りたくて調査を依頼するのは、どのような人でしょう。
例としては、債権者(お金を貸した人)が債務者(お金を借りた人)の生活の様子や、経済状況を把握して回収する目的に利用する場合が考えられます。
または離婚を考えたとき、配偶者の財産を知り慰謝料を請求するのに使いたいと考える人もいるでしょう。そのため、周りからの聞き込みや、公開情報を調べて大方の財産を算出します。
探偵事務所の調査方法や調査ルートによって、それぞれに強みがあります。
しかし、金融機関は、守秘義務があるため資産の情報を他人に漏らすことがありませんので、探偵といえども収集が不可能になります。
もし、銀行の口座などを調べる探偵業者が存在するのであれば、違法調査を行っている可能性がありますので気を付けましょう。
なお、遺産相続や債権回収の場合は、弁護士を通じて資産を調べることがあります。稀ではありますが、弁護士と連携を図って財産調査をする探偵事務所もあるようですが、きちんとした手順で調査をするのかどうかの確認をすることをおすすめします。
金融機関以外の財産について
金融資産の他にも財産と呼べるものがあります。土地や家屋の不動産、車などの車両があたります。
金融資産よりは、このような情報は収集しやすいといえるでしょう。探偵事務所では、不動産に関して調査をすることが出来るのは、土地の所在、権利の有無を調査できます。
個人で調べることも可能なため、探偵にしかできないというわけではありませんので、資産調査ができると言う話でも、簡単には信用をしないことをおすすめします。
事前に必要な情報とは?
調査を開始する前に、ある程度の情報がないと財産調査を進めることが出来ません。円滑に調査をする上で、必要不可欠な情報とは、どういったものでしょうか。
対象者が個人の場合は、氏名、住所や生年月日が必要になります。また会社などの場合は、会社名、住所や代表者名が必要になります。
しかし情報が不十分であっても、探偵事務所によっては調査方法が異なるため、場合によっては調査をしてくれるところがあります。事前に聞いて見ましょう。
探偵はどこまで財産調査を行えるのか
個人や会社の財産で、金融機関に預けられている預金額について調査する場合、どのような方法でするのでしょうか。
金融機関は守秘義務があるため、簡単には情報を教えてくれません。
なにより探偵の仕事は、探偵業法で定められているので、それに違反するような行為は行えません。また、違法な方法で探偵が財産調査を行ったとき、探偵のみならず依頼者側も処分を受ける決まりになっています。例えば本人の署名を代筆したり、成りすまして調査をしたりすることです。
探偵に調査方法を確認し、このようなことが行われていないか注意しましょう。
財産調査で分かること
金融機関の口座状況で何を知りたいか
調査をした結果、金融機関に口座を保有していることが分かった場合、その後は何を調査するのでしょう。おそらく依頼者は、対象者がどのくらいの財産があるのか知りたいはずです。
口座内にいくら預金されているのか、又は生活状況を知りたいならば、お金が何に使われているのかも知りたいと考えるでしょう。生活状況を把握できたら、今後の対応についての見通しがつきやすくなります。
また結婚前に身辺調査として調べていた人なら、相手がどのような人物なのか、確認する材料にもなるでしょう。
調査の報告後
探偵から調査の報告を受けた後、どのように動けば良いのか、迷う人もいるのではないでしょうか。
例えば債務者の預金額が分かった場合、債務回収方法を裁判にて提示するのに役立つでしょう。しかし、財産調査で得た情報は、法的にはグレーな部分があり、かなり気を付けて対応をしなければいけません。
なお、探偵事務所によっては、弁護士事務所と提携しているところもあり、弁護士を紹介してくれることもあります。ただし、その後の流れについて詳しく教えてくれる探偵事務所があったとしても、財産の出どころについては慎重に取り扱わなければいけないでしょう。
そもそも、正規なルートは弁護士経由で財産を調査したほうが好ましいのではないでしょうか。
財産調査に関する費用は?
財産調査では、主に預金額の調査と不動産調査、資産調査に分かれます。
不動産、車両の調査では、3万円から料金設定しているところがあります。
預金額の調査では、7万円から数十万円と幅広く料金設定をしているようです。成功報酬型や不動産などの資産調査と一緒になった、パック料金のような費用形態もあります。
探偵事務所では無料相談も行っているので、利用してみることもいいでしょう。
また調査に掛かる日数は、1日から可能と言う探偵事務所から2~3週間と長く掛かるところもあります。
各探偵事務所の調査方法や調査ルートによって、また事前情報がどのくらいあるのかにより、財産調査日数と料金は変わってくるようです。
まとめ
[char no=”1″ char=”探偵くん”]・財産調査は、探偵事務所によって調査方法や調査範囲が異なる
・事前情報が少なくても財産調査を行う探偵事務所もある
・アフターフォローをしてくれる探偵事務所がある
・費用には幅があり、自分に合う料金体制を選ぶと良い
・調査方法を探偵事務所に、きちんと確認する[/char]
財産調査を探偵に依頼するのは、トラブルになってからではなく、未然に防ぐために依頼される人もいます。個人や会社に限らず、財産調査を行うことによって、きちんとした方法で、トラブルを解決しているのではないでしょうか。探偵に依頼しようか迷う人は、探偵事務所のホームページを確認し、相談してみましょう。